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ライト
- 営業経験約10年(主に法人営業)
- これまで中小企業から大企業まで商談経験多数
- 休日はビジネス関連書籍を読み漁み自己研鑽に励む
- 人間関係や仕事の進め方、営業現場での失敗は数知れず
- 当ブログは自身の知識の整理とアウトプットが目的です
当ブログ記事があなたのお役に立ちましたら幸いです!
自分が話しているとき、「ごめん、もう一回説明してもらえる?」と言われたことはありませんか?もしかしたらそれは、相手が集中していなかったからでも、難しい用語を使ったからでもなく、「伝え方」に課題があるのかもしれません。今回は、知っているだけでコミュニケーションがグッと改善する3つの話し方を紹介します。

時々、友人と雑談するようなテンションや話の構成で説明をしている人をオフィスで見かけます。限られた時間内で成果を上げることが求められる社会人にとって、話の組み立て方や意識の置くポイントはコミュニケーションにおける非常に大切な鍵になります。
「トークストレート」で端的に話そう


過不足なく要点を相手に伝える力
ビジネスの現場では「話が長い人」「何が言いたいのか分からない人」は、それだけで評価を落とします。あなたの周りにも、話は長いのに内容が薄い人はいませんか?「トークストレート」は、その名の通り相手が欲しい情報を過不足なくストレートに伝える話し方です。



A社のプロジェクトは当初予定していたスケジュール通りに進捗している?
回りくどい話や冗長な表現は、本来伝えるべき情報に対して「ノイズ」になります。まずは聞かれたことに対してシンプルに話しましょう。
PREP法を使えばあなたも論理的に話せる


PREPは4つの頭文字をとった話し方の型
- P(Point): 結論
-
まず結論から述べる(私はーです。)
- R(Reason): 理由
-
その結論に至った理由を説明する(なぜならーです。)
- E(Example): 具体例
-
理由をサポートする具体例を紹介する(たとえばーです。)
- P(Point): もう一度結論
-
改めて結論を述べて結ぶ(したがってーです。)
PREPで話された内容は論理的で理解しやすい
この構成を使うと、話の流れに筋が通り、自然と聞き手も理解しやすくなります。



「このプロジェクトは今すぐ中止すべきです(Point)。なぜなら、人件費高騰によりコストが当初の想定以上にかかり、利益の回収が見込めないからです(Reason)。実際、先月の売上総利益率は20%を下回っていました(Example)。したがって、中止が妥当と考えます(Point)。」
PREPは会議、報告、プレゼン、メールでも活用できる汎用的なスキルです。



ふむふむ、つまりネタバレ→伏線回収のようなイメージで話せばいいのかな
「伝える」がスタートで「理解してもらう」ことがゴール


“伝えること”はゴールではない
「自分はちゃんと説明したのに…」と思ったことはありませんか?でも、説明した=伝わった、ではありません。本当に大切なのは、相手が理解できたかどうかです。つまり、ゴールは「理解してもらうこと」に置くべきなのです。となると自分の伝え方も少し変えていく必要がでてきます。
相手の知識と前提、理解度に配慮しよう
ゴールを「理解してもらうこと」にした途端、私たちは相手がどこまで知っているかを考慮して話すようになります。そうすると、相手のレベルに合わせた話し方や工夫を実践するようになります。小学校1年生の授業で、難しい漢字は一切使いませんよね?
- 経緯と事情を冒頭に説明する
- 必要なら図や資料などのサンプルを交える
- 専門用語は避ける or 専門用語を使うなら補足を入れる
こうした小さな工夫によって、相手の“理解しやすさ”は実現できます。



実際、私も知らない横文字を並べて説明された経験がありますが、とても苦痛でした。


まとめ:伝える力は3つの意識で改善できる
言いたいことがうまく伝わらない…と悩むあなたも今回の記事で紹介した3つの意識で大きく変わります。
- まずはトークストレートでできるだけシンプルに
- 続いて、PREP法で理解しやすい論理的に整理された話をこころがける
- 最後に、相手の理解をゴールに設定して独りよがりな説明になるのを避ける
伝えるから、理解してもらえるに意識をステップアップしてみませんか?