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ライト
- 営業経験約10年(主に法人営業)
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リモートワークやオンライン商談が当たり前になった今、切っても切り離せないのがネット環境です。「ネットが不安定で相手の発言が聞き取れなかった」という経験は少なくありません。音声が途切れる、映像が固まる、相手の声が聞こえない…。大事な商談や社内ミーティングの場面で起こると、焦ってしまい対応に困りますよね。しかし、ネットワークの不安定さは原因を理解し、適切な対処をすれば多くの場合は改善できます。

本記事では、オンライン会議中にネットワークが不安定になったときの具体的な対応策を紹介します。突然のトラブルでも慌てず対応できるよう、事前の予習や失敗の反省を活かす復習の記事として活用していただけると幸いです。
オンライン会議でネットが不安定になるのはなぜ?


対策を考える前にまず、オンライン会議で通信が不安定になるのはどんな時か整理しておきましょう。原因を理解しておけば、最適な対策を選びやすくなります。
- Wi-Fiの電波が弱い:ルーターから遠い会議室や壁の多い場所では通信が途切れやすい
- 同時接続による帯域の圧迫:同時接続数の上限近い接続が常時ある状態だと回線が混雑し会議に影響する
- パソコンの処理負荷:アプリやブラウザのタブを開きすぎると、端末の処理が追いつかず遅延を起こす
オンライン会議でネットが不安定になった場合の対策3選


対策① パソコンの処理負荷を下げる
会議中にネットが不安定になったら、まず最優先で試したいのが不要なアプリやブラウザを閉じることです。パソコンは複数のアプリを同時に動かすと通信や処理が重くなり、映像や音声の遅延につながります。例えば、ブラウザのタブを10個以上開いていたり、裏で動画を再生していたりすると、私たちの想像以上に回線を圧迫しています。
場合によっては「画面オフ」も検討する
不要なアプリやブラウザを閉じることで改善されない場合は、カメラをオフにして音声のみで対応することも検討しましょう。映像通信はデータ量が大きいため、画面をオフにするだけで回線の負担が大幅に減ることが期待できます。相手に「回線が不安定なので、一度映像をオフにさせていただきます」と事前に了解を得ることができれば、失礼にはなりません。



商談の場では「相手の表情が見えないと困るのでは?」と思いがちですが、音声がクリアでコミュニケーションが円滑に取れることのほうが重要です。
対策② Wi-Fiの電波が弱い場合は部屋を移動する
対策①で問題が解決しない場合、次に検討すべきはWi-Fiの電波が弱いというケースです。ルーターから会議室が遠かったり、厚い壁に遮られる環境では通信が不安定になりやすくなります。会議の途中でも可能であればルーターに近い部屋へ移動しましょう。わずか数メートル動くだけで電波状況が改善されることもあります。



実際、私も会議室を変えることでネットワークの不安定さが解消され、無事にオンライン会議を完遂できた経験があります。
対策③ 部屋を移動できないときは有線LANかスマホのテザリング


上記の対策①②を講じても問題を解消できなかった場合、LANケーブルでの有線接続を検討しても良いでしょう。最近はLANケーブルを持ち歩くことはほとんどありませんが、安定性を最優先するならLANケーブルを使用しましょう。また、スマホのテザリングでモバイル回線に切り替えるのも有効な対策です。最近のスマホ回線は速度も安定性も高いため、オンライン会議に十分対応できます。普段からモバイル回線を「予備のネット回線」として準備しておくと、万が一のときに安心してオンライン会議に臨めます。
ただし、会社の情報セキュリティポリシーによってはテザリング機能の使用がNGな場合もあります。事前にセキュリティポリシーに問題がないか確認した上でテザリングの活用を検討しましょう。
余談:Googleのスピードテストでネットの速度を事前確認
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、Googleで「スピードテスト」と検索すればすぐに通信速度を確認することが可能です。会議前に条件を同じにしてスピードテストしておけば、トラブルが起こる前にネットワークの不安定さを予見できます。







スピードテストの結果が良くなかったら有線LANを予め準備しておこうとか、別の会議室を予約しようとか焦らずに色々と対策を検討できるね、


まとめ
オンライン会議中のネットワーク不安定は、誰にでも起こりうるトラブルです。しかし、トラブルが起きても対策は意外とシンプルで事前に知っておけばそこまで慌てる必要はありません。
- 不要なアプリやブラウザを閉じる、最悪はカメラオフ
- Wi-Fiの電波が弱いなら部屋を移動する
- 移動できなければ有線LANかテザリングで対応
大切な心構えは、トラブルに直面したときでも焦らず、シンプルな対応から順番に試すことです。また、オンライン会議は相手もいますので、相手方への配慮を忘れずに落ち着いて対応することも大切です。